1.水道の水はどこからくるの
大切な水資源(しげん)
 ふだん私たちは、じゃ口をひねると水がでてくるのは、あたりまえのことと考えていますが、もし水がでなくなったらわたしたちの生活はどうなるでしょう。水はとてもたいせつな資源(しげん)です。
 わたしたちが安心して水を使える生活ができるのは、たくさんのお金をかけて作ったしせつや係の人たちのおかげです。
 わたしたちは1日にどれくらいの水をつかっているでしょう。そしてそのなかでむだづかいがないか考えてみましょう。
水道施設の状況
 平成19年6月に厚生労働省より「簡易水道事業等施設整備費国庫補助金交付要綱及び取扱要領」の一部改正が通知され、統合可能な簡易水道の統合を推進する方針が示されました。これを受けて町は、平成19年11月に「簡易水道事業統合計画書」を策定し、平成29年3月までにすべての簡易水道事業等を統合する計画のもと、14簡易水道事業、1飲料水供給施設を統合し,現在は,新上五島町水道事業が給水しています。令和3年2月28日現在の給水人口は18,594人、平成29年3月31日現在の水道普及率は99.9%となっています。
給水量の状況
 平成29年度における1人1日最大給水量は440リットル、また1人1日平均給水量は320リットルとなっています。
 水の需要は、生活水準の向上やライフスタイルの変化、経済活動の進展等はあるものの、人口減少傾向により減少していくのは避けられないものと予想されます。
有効率
 令和3年度における簡易水道の有効率は82.13%で、全国平均を下回っており、老朽化した配水管等の改良を図りながら、まず90%に向けた施設の整備を図っていく必要があります。
渇水の状況
 長崎県は離島が多く、本土においても安定した水源がないことから、渇水のたびに制限給水に見舞われています。平成6年度の大渇水の際には、ピーク時に18市町村77万人が制限給水を受ける事態となりました。
 平成16年から平成17年度にわたる大渇水は、この島にも大きな影響を及ぼし、旧有川町を除いて、あらためて渇水に弱い地理的、地形的条件を表した結果となっています。
 平成17年は、4月以降少雨傾向となり、梅雨入り後の降水量も観測史上最低を記録するなど、県下全域で極端な少雨となったため、ダム等の貯水量が低下し、田植え時期とも重なったことで、一部の市町では河川等からの取水が制限されました。特に、県北地域は深刻で、佐世保市や平戸市では平成7年以来となる減圧給水が実施されました。
水道料金
 新上五島町の水道料金は、平成18年に旧町格差是正のための水道料金の統一化があり値上げがされてきませんでした。しかし、平成29年度決算から赤字が継続する厳しい経営環境だったので、令和2年9月から水道料金が値上がりしました。
 現在の水道料金表は別添のとおりです。
 ここでは、変更前と現在の水道料金を比べてみましょう。
一般家庭の水道料金の場合
基本料金 超過料金(1㎥につき)
基本水量 料金 超過水量 料金
前の水道料金 5㎥ 1100円 25㎥まで 220円
26㎥から
45㎥まで
242円
46㎥以上 246円
現在の水道料金 5㎥ 1320円 6㎥以上 308円
ビデオテープ
・きれいな水をありがとう(16分)
・青い空と海を残すために!

資料のお問い合わせ
新上五島町水道課 TEL(0959)53-1123
DVD
・「おいしい水」をつくる浄水場 ~そのしくみと構造~
・島の水はどこから来るの? ~江田島市の水道~

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新上五島町役場・水道課 TEL(0959)-53-1123