島の多い長崎県では、海の交通を便利にすることが大切です。
あこちゃんたちは、地図や時刻表などを手がかりにして、海の交通のようすを調べました。
本土と大きな島の間や大きな島と島の間は、フェリーやジェットフォイルなどで結ばれています。その中の一つ、長崎と福江・奈良尾の間は、約500人の乗客やトラック、乗用車など50台ほどの車を運ぶことができる大きなフェリーが1日に3往復しています。また、長崎と福江の間をわずか1時間ほどで結び、一度に約250人もの乗客を運ぶことができるジェットフォイルも数便運行されていて、お客さんに喜ばれています。
船は人を運ぶだけではありません。多くの荷物を運ぶ上でも大切な働きをしていて、人々のくらしを豊かにしています。
しかし、海の交通は、陸に比べて天候による影響が大きく、台風や強風で欠航することもしばしばで、島の人々が困ることもあります。さらに小さな島では、小型の船にたよることになるので、少し海が荒れただけでも欠航することがあります。